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2023/09/26
こんにちは!フォーラムプランニングのスタッフです。
涼しくなってくると、キッチンも過ごしやすく、
お料理がはかどります。
新築するなら、キッチンにこだわりたいと思う方も
多いのではないでしょうか。
「アイランドキッチン」は、広々としたスペースでゆったりお料理ができると人気のレイアウトです。お料理が好きな方や、ホームパーティーをよく開く方に選ばれています。
しかし、散らかって見えやすい、油汚れが広がりやすいなどのデメリットもあります。アイランドキッチンを選んで後悔しないよう、デメリットの解消方法も踏まえて導入したいですね。
この記事では、アイランドキッチンのデメリットとその解消方法、快適に使うポイントなどについてお伝えします。
▼目次
・ まとめ
アイランドキッチンのアイランドとは、「島」という意味。その名の通り、キッチンが独立した島のようになっており、どの壁にも接していないタイプのキッチンです。
キッチンとダイニングが一体的に使えるので開放感があり、キッチンの左右どちらからでも入れるので回遊性が生まれます。キッチンの前からでも作業ができるので、複数人でお料理がしやすいのも特徴です。
施工事例: 掛川市 Y様邸
おしゃれで人気のあるアイランドキッチンですが、実際に使った人から聞かれるデメリットとしては、次のようなものがあります。
アイランドキッチンは、キッチン本体の左右に通路を取り、天板の奥行きも広めに作ることが多いタイプです。そのため、片方が壁に接しているペニンシュラキッチンや壁付けキッチンに比べると、キッチンの広さに余裕が必要です。
間取りによっては通路幅が十分に取れず、アイランドキッチンを設置できないケースもあるので、注意しましょう。もし、アイランドキッチンを置きたいなら、通路幅や収納スペースなども計算した上で、広さに余裕のある間取りにしましょう。
アイランドキッチンは、その他のキッチンに比べて費用がかかります。キッチンが壁に接していないため、本体の側面の全てに仕上げ材を貼る必要があるからです。
コストが気になる場合は、コンロやレンジフード、水栓など設備のグレードを落としたり、側面の仕上げ材を安価なものにしたりすることで、費用を抑えることができます。
オープンな作りがアイランドキッチンの魅力ですが、ダイニング側からキッチンが丸見えになってしまうことが気になる方もいらっしゃいます。洗い物や食材が見えてしまうと、どうしてもダイニングに生活感が出てしまいます。こまめに整理整頓するのが苦手な方は、パントリーのような中が見えない収納スペースも計画しておくと安心です。
アイランドキッチンは、壁に接している部分がないため、収納は天板の下のみに限られます。天板下の収納は調理器具が中心ですので、食器や食材、レンジなどの調理家電を置くスペースは、別に設計します。キッチンの背面収納やパントリーなども合わせて計画し、収納不足とならないように気をつけましょう。
アイランドキッチンは、コンロの前に壁がありません。そのため、キッチンで調理するにおいや油がダイニングにも広がりやすくなってしまいます。IHコンロの場合は、ガスより上昇気流が弱く煙がレンジフードに吸い込まれにくいので、よりにおいが気になるかもしれません。性能の高いレンジフードを採用することで、しっかり換気できるようになります。
ここまで、あえてアイランドキッチンのデメリットをお伝えしてきましたが、デメリットも踏まえて設置すれば、もちろん多くのメリットを得られます。
ここでは、アイランドキッチンの代表的なメリットを3つ紹介します。
施工事例: 優しい木の香りに包まれる二世帯住宅
キッチンの周りに壁や間仕切りがなく、天板の上がとても開放的に使えるのがアイランドキッチンの魅力です。広々としたキッチンでのびのびと料理ができるので、料理好きの方に支持されるのもうなずけます。
ダイニングとの一体感も高いので、家族や友人とのコミュニケーションも楽しめます。
左右どちらからでもキッチンに入れるので、アイランドキッチンは動線がスムーズです。そのため、複数人で料理していても、ぶつかることなく自由に動き回ることができます。そのため、アイランドキッチンなら、夫婦どちらもが料理をする、子供たちや友人とも調理をしたい、といったニーズに応えてくれます。
アイランドキッチンは、他のキッチンに比べると存在感のあるデザインです。通常のキッチンよりもこだわりが感じられ、4面全てに仕上げ材を貼るため、高いデザイン性を備えています。機能性だけでなくデザイン性も高いキッチンにしたい方には、おすすめです。
施工事例: Rのある家
アイランドキッチンのデメリットを解消しつつ、メリットを活かすためには次の4つのポイントを意識しながら、計画するといいでしょう。
本体周りに広めのスペースが必要なアイランドキッチンですが、あまり広く取りすぎても、ダイニングやリビングのスペースが圧迫されてしまいます。適切な広さの目安を踏まえて、使いやすい通路幅を取るようにします。
キッチンと背後の壁の間は90cm〜110cm程度の奥行き、左右の通路幅は80cm程度が目安の広さです。左右の通路幅については、両方を広くできない場合は、よく使う通路を80cmにし、もう片方を45cmくらいまで狭くする方法もあります。
広々としたアイランドキッチンのメリットを活かすには、天板はフルフラットで計画することが多いです。しかし、手元が丸見えになることが不安な方には、20cm程度の立ち上がりをつけ、手元を隠すカウンターを提案することもあります。
一部だけでも見えにくい部分があれば、安心して利用できるかもしれません。
コンロ前の油はねが心配という声も、よく耳にします。対策として、油はねガードや透明なパーテーション壁を設置することもできます。しかし、こうしたパーテーション類に油がつくと、かえって目立ち、掃除する箇所を増やすことにもなってしまいます。
思い切って、何も設置しないのも一つの方法です。できるだけハイパワーの換気扇を導入するなどして、掃除しやすい方法を検討してみるのもおすすめです。
アイランドキッチンの収納不足で後悔しないためには、使いやすい収納スペースを備えることが大切です。
ウォークインタイプのパントリーなら、冷蔵庫や調理家電、食材なども全て隠せるので、生活感を抑えたキッチンにしたい方におすすめです。また、アイランドキッチンの前面部分に収納をつけるのもおすすめです。ダイニングで使うコーヒーカップやグラス、カトラリーなどを納めておくと便利です。
施工事例: 生活リズムが整う広々リビングの家
おしゃれで開放感のあるアイランドキッチンは、ゆったりと料理を楽しみたい方におすすめのキッチンです。メリットを活かすためには、周囲の通路幅を十分設け、収納不足を解消する配慮も必要です。ポイントを押さえて、理想のアイランドキッチンを導入しましょう。
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